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2024.11.27

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空手の流派の一つ【剛柔流】ってどんな流派?空手の4大流派の一つを徹底解説!

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空手には4大流派と呼ばれるものが存在します。松濤館流、糸東流、和道流、そして剛柔流です。この記事では剛柔流ならではの特徴や魅力、そして他流派との比較をわかりやすく解説します。

剛柔流の歴史

剛柔流 宮城長順 に対する画像結果

空手道の起源

空手道は日本古来の武道ですが、その起源を探ると中国拳法が根幹となっています。大正時代から国内で広まり、第二次世界大戦後には世界各地に広がりました。沖縄古来の格闘術「手(ティー)」と中国との交易の際に中国拳法を組み合わせ、現在に伝わる空手道へと発達してきたのです。

剛柔流の成り立ち

剛柔流は日本における空手道の流派名の中で最古のものであると言われています。流祖の宮城長順(ちょうじゅん)先生は東恩納(ひがしおんな)先生に弟子入りし、中国に二度わたって源流である中国拳法を修行しました。習得した沖縄で発達した手と中国拳法を改めて再編成させ日本武道とし昇華し、剛柔流を完成させました。

剛柔流の特徴

剛戎館 剛柔流空手柔術古武道 京都 | IPSO

剛柔流の形において最も特徴的な所は呼吸にあります。腹式呼吸を取り入れた呼吸法は「息吹」と呼び、息吹の有無は形の完成度を大きく左右します。ほかにも形の種類によって様々であるが緩急(スピード)のメリハリがはっきりした流派であると言えるでしょう。

息吹(いぶき)を使うメリット!

・体内の古い空気を吐き切り、より多くの新鮮な空気を吸い込むことが出来る!

これにより酸素をより多く体内に取り込むことができ、形全体を通したときに後半でも力強い動きが続けられることが出来ます。

・呼吸に合わせて自在に動ける筋肉を作ることが出来る!

人間には息を吸うときは筋肉がリラックスし、吐くときには筋肉が緊張する傾向があります。呼吸に合わせて筋肉を使うことにより柔軟かつ力強い動きに対応する筋肉を作ることが出来ます。

・精神の安定ができる!

息吹で深く長い呼吸を行うことは激しい動きを続けていても呼吸を整え、精神を落ち着かせる意味合いがあります。

剛柔流の緩急の意味

剛柔流にはその名の通り、握ったこぶしでまっすぐ攻撃を行う剛の動きに、広げた手で円を描くような柔の防御の動きがあります。中でも円の動きは他流派にはないような投げ技やつかみ技、倒し技が存在します。この剛と柔の技を使い分けることで剛柔流独自の緩急が生まれます。

剛柔流の形の種類

空手の形試合(演舞)ではラウンドと呼ばれるグループ分けが行われます。各グループで上位の選手が次のラウンドに進むことが出来る仕組みであり、ラウンド内で形の種類が決めれていることもあります。剛柔流は以下のように分けられます。

第一指定形

  • セーパイ
  • サイファ

第二指定形

  • クルルンファ
  • サーセン

自由形(得意形)

  • サンチン
  • サイファ
  • セイユンチン
  • シソーチン
  • サンセール
  • サーセン
  • セーパイ
  • クルルンファ
  • スーパーリンペイ
  • テンショー

剛柔流と松濤館流を比べてみよう!

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空手の流派によって求められる能力は異なります。その理由としてそれぞれの技や受けに意味が存在するからです。どの流派でも形のほとんどは受けから始まり、実践を想定されています。そのため細かな動きを必要とする手技の多い剛柔流は近接戦、様々な受けや蹴りが存在する松濤館流は複数人と対峙した時を想定されています。

剛柔流と松濤館流の間合い

  • 剛柔流の間合い

剛柔流は近い間合いでの打ち合いや、攻撃を食らっても耐える体作りを日々練習で行っています。そのため円と呼ばれる投げ技や崩し技といった技が組み込まれ、対人格闘技の一つの戦術として発展してきたと言えるでしょう。例としてはジャッキー・チェンさんも剛柔流の動きを取り入れています。

  • 松濤館流の間合い

松濤館流は剛柔流に比べ間合いが遠く想定されていますが、その理由の一つに蹴りの種類の豊富さにあります。松濤館流の形にも攻撃、受け、崩しなど様々な用途で使用される蹴りは単純に手技よりもリーチが長く、遠くの敵にも攻撃が可能となります。逆に近すぎてしまうと蹴り技が使えなくなってしまうため間合いを遠くし、リーチを生かした戦い方を可能にしています。

それぞれの立ち方の違い!

  • 剛柔流の立ち方

剛柔流の立ち方は基本的には三戦(サンチン)立ちと呼ばれる技法を使います。利き足を一歩分後ろに引き、膝を少し曲げることで重心を下げます。この立ち方をすることで息吹を行いやすく、強くてしなやかな技を繰り出すことが出来ます。

  • 松濤館流の立ち方

基本的な立ち方は前屈立ちや後屈立ちといった膝を90度に曲げ、重心を落とした立ち方となります。他流派と比べても、最も重心の低い立ち方になります。全身で攻撃や受けを繰り出すためその分パワーのある技になります。

まとめ

このような空手の本質を調べていけば、空手の面白さがより伝わると思います。空手道の括りでも歴史や用途が違う分、現在の形が違ってきます。剛柔流や松濤館流、その他の流派にはそれぞれの強さがあり、魅力が存在します。これを機に私たちと一緒に空手について学んでみませんか?

松濤明武会では現在、22の教室と20の園で空手教室や正課授業を行っており、月に1000名を指導しております。体験は何度でも無料となっております。是非、まずは無料体験にいらして空手の素晴しさに触れてみてほしいと思います。空手と子供が大好きな講師たちが皆さんを待っております!

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