2022.02.10
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空手の流派とは?~4大流派についての紹介〜
今回は空手の流派についての紹介をさせていただきたいと思います!
現在、空手にはいくつもの流派が存在します!松濤館流・糸東流・剛柔流・和道流・極真会館・正道会館…など時代が変わるに連れて様々です。それぞれ流派によって考え方や試合のルールなどが違います。違いを知ることでより空手を楽しむことが出来ると思います!そこで、今回は数ある流派の中から4大流派について紹介させていただきます!
松濤明武会の流派である松濤館流の方の紹介動画を掲載いたします。是非御覧ください。
組手は基本的にすべての流派で同じルールになります。ルール説明の動画を掲載いたしますので御覧ください
4大流派とは?
4大流派とは、松濤館流・剛柔流・糸東流・和道流のことを指します。
空手道の歴史は15世紀〜18世紀頃の琉球王国時代(現在の沖縄県)から始まったとされています。
琉球王国の士族であった糸洲安恒(いとすあんこう)氏や東恩納寛量(ひがおんなかんりょう)氏などによって少しずつ広まっていったとされています。糸洲氏や東恩納氏の弟子たちによって流派が派生し、上記の4大流派やその他の多くの流派に派生したとされています。
松濤館流
松濤明武会で指導しているのは、松濤館流になります。
開祖は船越義珍(ふなこしぎちん)氏です。松濤とは船越氏の雅号でありそれをもとに松濤館流と名乗られる様になったとされています。
テコンドーの元になったと言われており、空手の流派の中でも所属している人数が多い流派とされています。
基本形は平安(へいあん)初段〜五段
第一指定形は観空大(かんくうだい) 慈恩(じおん)
第二指定形は観空小(かんくうしょう) 燕飛(えんぴ)
自由形では雲手(うんす)や岩鶴(がんかく)などが世界大会などで演武されていると思います。
剛柔流
剛柔流は松濤明武会では内田先生や白石先生が出身である流派になります。
開祖は宮城長順(みやぎちょうじゅん)氏です。
宮城長順の高弟・新里仁安(しんざとじんあん)により命名、のちに追認したことから流派名として定着したとされています。
基本形は撃砕(げきさい)第一・第二
第一指定形は砕破(さいふぁ)十八手(せいぱい)
第二指定形は十三手(せいさん)
久留頓破(くるるんふぁ)
自由形では壱百零八手(すーぱーりんぺい)などが世界大会などで演舞されていると思います。
糸東流
開祖は摩文仁賢和(まぶにけんわ)氏です。糸洲氏と東恩納氏の頭文字を取り「糸東流」となったとされています。それぞれの教えや古武術などを改良し幅広い技術体系が確立されており、形の流派が多いのが特徴です。
基本形は平安(へいあん)初段〜五段
※松濤館流のものとは形が少し異なります。
第一指定形は抜砦大「ばっさいだい)
征遠鎮(せいえんちん)
第二指定形は松村鷺碑(まつむらろーはい)
二十八歩(にーぱいぽ)
自由形では北谷屋良公相君(ちゃたんやらくーさんくー)などが世界大会などで演武されていると思います。
和道流
開祖は大塚博紀(おおつかひろのり)氏です。師は松濤館流の船越義珍(ふなこしぎちん氏であり、その教えを元に柔術や剣術の要素を加えたのが和道流とされています。和道流は昭和初期に誕生した比較的新しい流派となっています。護身術としてではなく、武道として日本化された空手と言われています。
基本形は平安(ぴんあん)初段〜五段
※字は同じですが読み方が違っています。
第一指定形はチントウ・セイシャン
第二指定形はクーシャンクー・ニーセーシ
自由形ではワンシュウなどが世界大会などで演舞されています。
まとめ
今回紹介した4大流派以外にも世界には様々な流派が存在しています。各流派によって考え方や動きが全く違っています。私も剛柔流と松濤館流を練習しています。
各流派の特徴を踏まえて様々な流派に挑戦してみるのも刺激になり沢山の技術を学ぶことが出来ました。
この記事を見てくださった方も是非他流派にチャレンジしてみてはいかがでしょうか?
松濤明武会は松濤館流になります!
是非、皆様も空手の素晴らしさに触れてみませんか?